医療法人社団 康人会 適寿リハビリテーション病院

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心を豊かにする園芸療法・臨床美術

園芸療法とは

園芸療法は古代エジプトの時代から、庭園を散策することが病気の回復に役立つことが知られており、18世紀末からアメリカやイギリスの精神病院において園芸作業が効果があると認められています。

身体的な効果
園芸活動には、身体の動きを総合的に、バランスよくリハビリテーションをする働きがあります。
精神的な効果
園芸を通して責任感を養い、植物を育てる喜びを高め、精神的なストレスも軽減します。
社会的な効果
植物を育てることを通して、社会性を高め、周囲の人々との共感や、コミュニケーションを促進します。

緑のもたらす心理的効果
  • 緑の持つ生命線から生起される快感
  • 花や芝生、樹林等の持つ色彩や形態に対する審美的感情
  • 樹木等の抗生によってかもし出される雰囲気による情緒の表出
  • 花や実の芳香がもたらす気分の和み
  • 草木や樹木に対する愛情、信仰・宗教の対象とすることによってもたらせる心の平安・畏怖の念
  • 目の疲れを癒すなどの視覚的疲労の軽減、安堵感
  • 緑の環境の中で飛び回ったり、体を動かしたいという欲求、躍動感、気分の高揚
  • 緑に接した時の喜びや興奮、開放感、覚醒、驚きなど
  • 樹林の四季のうつろいの様相が人の心にもたらす情感

出典:近藤光雄. 1978. 緑のもたらす心理的効果
グリーンエイジ 5(4)23-28

当院の園芸療法

人間植物学会登録園芸療法士および兵庫県認定の園芸療法士が、当院庭園の池、花壇等を活用し、 四季折々の自然や花、草を楽しみながら、患者さまの生活の質(QOL)の向上を目指しています。

また、西日本園芸療法研究会および淡路景観園芸学校との協力のもと、園芸療法の効果的な実施に 関する研究活動等を行っています。

園芸療法の実際


主治医の処方が出た患者様を対象に、生活の質(QOL)の向上を主な目標として、その方の心身の状態や園芸に対する興味・関心に応じたプログラムを園芸療法士が提供しています。

プログラムの例としては、草花の種まきや挿し木、寄せ植え、菊作り、野菜の栽培・収穫・試食、庭を散策しながら草花の観賞、押し花やリース作りといったクラフト活動などを行います。

これまで実施してきた対象者の中で、植物の世話をすることで自らの役割を見つけ前向きな気持ちになってきたり、生活の質のレベルが向上した例が多く見られました。

兵庫県認定の園芸療法士


園芸療法は、何らかの障害、疾患を抱えた人や高齢者など医療・保健・福祉的な関わりを必要とする人のために行われるものであることから、園芸療法士には、植物に関する知識、医療・保健・福祉に関する専門的な知識と技術が必要とされます。

兵庫県独自の専門的人材の育成として、平成14年9月から、淡路景観園芸学校において、園芸療法過程を開設し、毎年15名程度の兵庫県園芸療法士を養成、認定しています。

平成19年8月時点で77名が「兵庫県園芸療法士」の認定を受け、全国の医療や福祉現場において、リハビリテーションや社会福祉職員スタッフと共に活躍しています。

当院には、兵庫県園芸療法士が在籍し、患者さまの生活の質を高めるための活動として、園芸療法の実施、病棟でのQOL向上などに取り組んでいます。

臨床美術



臨床美術は、1996年に医師、美術家、ファミリーケア・アドバイザーがチームとなって実践研究をスタートさせました。

医療・美術・福祉の壁を越えたアプローチが特徴の臨床美術は、認知症の予防、発達が気になる子どもへのケア、小学校の特別授業、社会人向けのメンタルヘルスケアなど多方面で取り入れられ、いきいきと人生を送りたいと願うすべての人へ希望をもたらしています。

脳の活性化には、視覚的、直感的な作業や芸術活動が効果的であることは知られていますが、ただ絵を描けばよいわけではありません。美術家の中には「創作する際に普段とはちがう物の見方をする」と言う人がいます。これを脳科学を用いて理論付けたのがベティ・エドワーズ<Betty Edwards(米)>の研究です。エドワーズは、「ほとんどの人は左脳を使って絵を描いている」「右脳を使って描かせることにより才能とは関係なく、急速に絵が描ける」と説明しています※。※参照元:ベティ・エドワーズ著「脳の右側で描け」

臨床美術はこの理論からヒントを得て、さらに、五感を刺激し感じる事によって美術表現が可能になることを実践しています。

出展:日本臨床美術協会ホームページより

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